鎌倉街道上道歩き旅その3(小前田〜武蔵嵐山)
2013年5月12日日曜日、歩き旅3日目。今日の工程は埼玉県深谷市にある秩父鉄道小前田駅から埼玉県嵐山町にある東武東上線の武蔵嵐山駅までを予定。距離は約18km。
秩父鉄道に乗車。秩父鉄道は埼玉県羽生市にある羽生駅から埼玉県秩父市にある三峰口駅まで埼玉の東西を結ぶ路線。途中駅には熊谷や秩父、長瀞などがあります。
「次はオマエダ……」夜に一人でみたらコワイな。。
10時50分、小前田駅に到着。初日に無理をした甲斐があって残りの行程はかなり楽になった。お昼スタートでも余裕がある。
まずは線路沿いを西に歩き鎌倉街道へ向かう。工場と住宅が密集している地域を通り進路を南へ。秩父往還、彩甲斐街道を横断し、さらに南下すると荒川が見えてきた。
荒川の手前には鉄の格子で塞がれた井戸があった。名前はお茶々の井戸。井戸といえば、だいたい不幸な話がつきものだが、ここは街道沿いということもあり繁盛したお茶屋があって、この井戸の水を使ってお茶を提供していたそうだ。お茶々とはそのお店の看板娘の名前。いまではそんな名残はまったくなく寂しい限り。看板がないと井戸であったことに誰も気がつかないでしょう。
今度は荒川沿いの道を東に進む。彩甲斐街道を左に眺めながら1本内側の道を歩く。時刻は11時30分、この辺で少しはやめに昼食を取ることにする。
畑の真ん中の道を抜け出し、彩甲斐街道でお店を探す。このあたりは幸運にも飲食店がたくさん並んでいる。こんなにタイミングがいいことは滅多にない。
いい雰囲気だった「徳樹庵」に入ってみることにしました。
少し早めに着いたとは言え、店内はすでに満席。ロビーで待つことおよそ10分。意外とはやく案内されました。
個室でゆったりとランチができました。
もうメニュー変わってるかもしれませんが、写真を見る限り、彩御膳っぽい。食後のデザートも付いて1500円くらいでした。
食後は道路の反対側にある「道の駅はなぞの」に立ち寄る。店内についてはぼんやりとは覚えていて、なにかきっかけがあれば思い出せそうなんだけど、、、思い出せない。
街道に戻る。
県道296号線を通り、荒川を渡る。本来の道は県道から1km弱東に進んでから川を渡るはずだが、またしても道がない。
橋を渡りすぐに東に行きたいのだが、降りるところが見当たらない。しばらく296号線沿いを歩き、400mほど先にやっと階段を見つける。上の写真のトラックがいるあたり。
さっき通ってきた道を眺めながら荒川沿いの道まで戻る。
荒川の南側を東に進むと巨大な倉庫が現れる。地図を見るとアイリスオーヤマの工場らしい。その脇にある細い道が鎌倉街道。
久しぶりに道標がでてきた。いつも半信半疑で歩いてるが、こういうのがあるだけで不思議と安心する。500mくらい進むと県道81号線に出る。県道沿いは歩かずに再び内側の道に入る。南東方向に歩みを進める。この辺は牛にニオイがした記憶がある。
何の変哲もない通りの一角に無造作に置かれた銅像があった。作りも荒々しい。そして誰だ。。。いま検索してみたのだが、さっぱりわからなかった。ローカルの有名人かな。
三嶋神社。申し訳ないが素通りだ。
田園地帯をひたすら歩く。
市野川沿いをひたすら南西に進む。特にすることはないし、景色はずっと畑だ。
兒泉(こだま)神社。
四津山神社入り口。ここから南西に向かうと神社があるようだが、名前からして登らなければいけないっぽいし、道を外れるには遠すぎる。惹かれるものがあったが、華麗にスルー。
旧鎌倉街道跡の道標。
道順に進んでいくと家と家の間の細い道を通ることになっているが、本当にこの道であっているのか不安にかられる。ただ、不動明王の像もあるし、おそらくあっているのであろう。かなり通りづらいが、進むしかない。
街道っぽい。こういう感じ、たまにあるといい。
しばらく山道を歩くと県道296号線に出る。
この先、県道沿いを5kmほど南西に歩く。
今日の目的地武蔵嵐山に到着。
武蔵嵐山駅の3駅東京寄りにある東松山は焼き鳥が有名だ。今回の目的地が武蔵嵐山に設定した理由はもちろん焼き鳥。昔住んでいたところに行きつけの焼き鳥屋があった。そこは東松山で修行した人が経営するお店で、注文をしないと永遠にかしら(豚串)を出してくれる。味噌ダレをつけて食べるかしらはうまいんだなぁ。しかし、残念ながら閉店してしまったのだ。。。
東松山駅につき、何店か有名店(ひびき、桂馬、子虎など、、、)にいってみるが、どこも満席。そして閉店時間が早い店も多い。。。
とりあえず、街をぶらぶらして探してみると、一件モダンな店構えのお店があった。ひびきの系列店ではないですか。こっちは空いてたので入るしかないっしょ。
久しぶりのかしらにありつく。
ビール&焼き鳥は最高だということを再確認して家路につく。