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高速鉄道TGVで巡るフランスの旅(アヴィニョン&ニース編)

4日目はわたくしが訪れたかったアヴィニョン。1995年に「アヴィニョン歴史地区」として世界遺産登録されている。登録された物件は教皇宮殿、プチ・パレ、ロシェ・デ・ドン、ノートル・ダム・デ・ドン大聖堂、城壁、サン・ベネゼ橋。

まずは教皇宮殿へ行ってみる。14世紀「アヴィニョン捕囚」のときに建てられたもの。70年くらいローマ教皇の座がローマからアヴィニョンに移されていた時期。
中に入りたかったのですが、予想以上に時間がなくて渋々諦めることに(ゆっくり朝食を取りすぎたせいで……)。

ノートル・ダム・デ・ドン大聖堂。

ロシェ・デ・ドン(ドンの岩壁)。自然の岩壁を利用した城壁。

岩壁の上は公園になっていて、ローヌ川の対岸にはヴィルヌーヴ・レザヴィニョンの町並みが微かに望むことができる。

アヴィニョン中央駅近くの城壁。

サン・ベネゼ橋。12世紀後半に建てられたが、13世紀フランク王国との戦いのときに破壊されたようです。

城壁に囲まれた町並みはこんな感じ。細い路地がたくさんあり、それはモロッコのフェズのよう。言い過ぎましたが、先が見えない細い路地は好奇心をそそります。

あっという間に時間切れ。1日あれば十分に観光できるくらいの大きさの街だったけど、さすがに午前中だけでは限界がありました。昨日歩かなかればよかった。。。まったく満足できなかったので、また来ることを誓い街を後にします。

アヴィニョン中央駅は南の城壁を出てすぐのところにあります。

まずはアヴィニョンTGV駅まで移動するため、券売機でチケットを購入。ホームで電車を待とうと掲示板を見るが、この列車の情報が出てこない。おかしいなぁと思って駅員さんに聞いてみたら、

「この電車ストで運休だよ」

「……」

「他の方法で移動してね。」

「忘れてた……今日ストだった……」

チケットの払い戻しをしていたらさらに時間がなくなり、タクシーしか選択肢がなくなってしまった。。。そしてタクシー乗り場にはすでに何組かが待っていて止まってるタクシーはゼロ。完全に詰んだ。オワタ。UBERはさすがにアヴィニョンじゃまだ走ってないだろうと思ったけど、アプリをチェックしてみるとなんと1台だけあるじゃないですか!ただし今は他の乗客がいて遠くの方にいる。。。とりあえず予約して待つ。15分くらい待ってUBERが到着!急いで乗り込みTGV駅に向かってもらう。運転手さんに聞いてみたらアヴィニョンでUBERのドライバーは自分だけだと。2年たった現在ではどうなってるかわからないけど、まじで助かりました。

なんとか間に合った。。。
駅の中はこんな感じ。軽食できるお店とコンビニ、あと端っこに有料トイレがあります。

掲示板を確認して4番線ホームでニース行きのTGVを待ちます。
すると今度は事前に登録しておいたSNCF(フランス国鉄)のアプリから通知が来ました。

「乗車ホームが変わりました。」

「!!!」

普通に待ってたら絶対に気づかないやんけ!

あぶねー。もしフランスで鉄道に乗る場合はSNCFのアプリをインストールして自分の乗る列車情報を登録しておいたほうがいいです。何かあったときに知らせてくれるから。

新しいホームに移動して列車を待ちます。乗る予定だったTGVはストの影響を受けませんでした。

座席はこんな感じ。

ニースまでは4時間弱。パリからアヴィニョンまでの牧草地帯とは打って変わってニースまではずっと地中海を眺めながらの移動。海を眺めていたらあっという間にニースに到着。

ニース駅に到着。

駅前の風景。

ジャン・メドサン通りを南へ進むとマセナ広場が見えてきます。

広場の噴水、Fountain of the Sun。真ん中の白い像がアポロンで、頭の上に4頭の馬が載せられている。

マセナ広場を通り抜けて南へ向かうとすぐにビーチが目の前に広がります。

夕食はリベルテ通り沿いにあるLa Liberteでパスタをいただきました。ちょうど旅行した時期はロシアワールドカップの真っ最中で、食事に行くとどこのお店でもサッカーの試合が流れていました。この日はドイツ対韓国の一戦。どうやらお客さんはドイツ人なのかドイツを応援している人が大多数。試合は韓国が2-0でドイツを破った。ソン・フンミンがゴールを決めた瞬間の店内の雰囲気はやばかったです。。。

で、ホテルに戻って4日目は終了です。

アヴィニョン・セントラルホテル

ここでアヴィニョンのホテル紹介。

泊まったのはセントラルホテル。場所はアヴィニョンのメインストリートであるレピュブリック通り沿いにあります。ホテルの作りは良く言えばコンパクトで、共有部分はかわいらしい作りで好感が持てます。口コミを読んでると高評価が多くて驚いていますが、安い方の部屋はなかなかのものがありました。

ダブルベッドルーム。おじさん二人でダブルベッドルーム。写真には写ってませんが、手前側にソファーベッドがおいてありました。

バスルームはシャワールームとトイレ側に特に段差もなくてシャワーの水が流れ出してきます。扉の下のほうが腐っているのが見えるでしょう。下手すると部屋の方まで水が流れると思われます。タオルで塞いでなんとかしましたけど。。海外でいろいろなホテルに泊まってきたけど、これははじめての体験でした。

そして窓は小さく、壊れていて空気の入れ替えもできなくて、シャワーの後に換気できずにムシムシしてました。

朝食会場。

メニューはこんな感じです。パン、サラミ、チーズ、フルーツ、ヨーグルト、ゆで卵など。

いろいろとマイナス点は書きましたが、立地はいいし、リーズナブルなので、バスルームさえ気にしなければよいと思います。
気になる人にはまったくおすすめできません。相棒はずっと文句を言っていました。そうとう気になったんでしょうねw。

アヴィニョン・セントラルホテル

住所:31 Rue de la République, 84000 Avignon
電話番号:(+33) (0)4 90 86 07 81
URL:https://www.hotel-central-avignon.com/en